京都出町の暮らし

近くには鴨川・京都御所・出町枡形商店街など..大好きな場所で暮らす日常を書きたいままに

目の初期設定

最近やたらと目が疲れる。老眼なんて認めたくはないけれど、小さい文字が見えにくくなったので仕方がない。それはまあいいとして、1時間集中して本やPCを見ていたらかなりつらいのが困る。緑内障も気になるし、一度きちんと眼科で検査をしてもらうことにした。

まずは眼鏡屋さんで作ってもらった老眼鏡が目に合っているかの確認と、遠近の視力検査を丁寧にしていただいた。職員の方がみんな親切でありがたい。

診察室に入ると、データを見た先生が明るく言った。

「この目は遠くを見るように設定されてますね」

どうやら目には生まれつき初期設定があるらしい。わたしの目はアウトドアで活動するには何の苦労もないけど、近くを見るには目の筋肉を動かす苦労がいるので疲れる。

老眼は急になるのではなく、生まれた時からずっと進んでいて、自覚症状が出るのは40歳くらいから。

目の疲れ対策はこまめに目を休めること。具体的には10分に1回20秒くらい目をつぶるとか遠くを見るといいですよと教えてくださった。

緑内障の検査も問題なし。

目の疲労がこまめに休んだくらいで本当に解消されるのかな?と半信半疑だったものの、検査結果に問題がなかったので少しホッとして、晩御飯の買い物をして家に帰った。

本を読みながら先生の言葉を思い出してはこまめに目をつぶってみる。たしかに休憩を繰り返すと疲れが軽減されてずっと見ていられる。こんな簡単なことだったとは。疲れが0にはならないけれど、これでいいんだという安心感も加わって、自分の中で目の問題は解決した。